おすすめの本

事実と思い込み

こんにちは

おおきまちの司法書士です。

最近、WordPressの編集方法について、学び直しをしています。

数年前に軽く編集ができる程度にさわりだけを勉強しましたが、

サイトの大規模改修もするかも知れないので、以前よりもプラグイン等も

使えるようになろうと思っています。

 

今回は、久々におすすめの本の紹介です。

昨年かなり売れた本なのでご存知の方も多いかも知れませんが、

読んでみて非常にためになったのでご紹介します。

 

FACT FULLNESS

著者:ハンス・ロスリング ,オーラ・ロスリング  ,アンナ・ロスリング・ロンランド 

あとがきにもありますが、主たる著者であるハンス・ロスリングは本書の

完成前に亡くなっています。

 

チンパンジークイズ

本書の中で、「チンパンジークイズ」と言うものが10題以上出てきますが、

私達の直感と実態は意外と異なっていることを認識させられる良問です。

例えば、世界中で電気を使える人は人口で何割かと言う問題で

何割くらいだと思われますか?

実際は3択で2割、5割、8割から選択ですが、思ったよりも多いです。

日本に住んでいると、電気が使えないことなんて通常ありえないですが、

先進国と発展途上国と言う大きな括りで考えてしまうと電気が使えない

地域は多いと直感的に思ってしまいます。

なぜチンパンジークイズというかは、チンパンジーに3択クイズを選択

させて正解する確率は3分の1ですが、学者やMBA取得者等のいわゆる

エリート層でも一般の人でも正答率はチンパンジー以下ということから

著者が名付けたものです。

 

将来を先読み?

この本では、世界のリスクとして、戦争と感染症によるパンデミックが

書かれていたことから、新型コロナの流行により将来を先読みしていたと

マスコミで一時期取り上げられましたが、有史以来、人類の脅威として

まず挙げられるのは戦争と感染症ですので、将来を予言というのは言い過ぎな

気がします。

 

人間の本能について解説

本書では、人間の本能について言及があります。

例えば、リベラルと保守、善と悪、先進国と途上国のように、人間は

二項対立で物事を考えがちです。

物事は二者択一ではなく、中庸の選択が良かったりします。

チンパンジークイズでは先進国と途上国と一括りにしてしまうと、事実を

見誤ることに気づかせてくれます。

人間は、未知のものや理解できないものには不安を抱きます。

新型コロナという未知のウイルスに対して恐怖をいだくのは、本能的には

正しいです。

ただ、恐怖本能は冷静な判断を阻害したり、今の政府のように拙速な

政策を採用したりと、平常時では起こりえないことが起こりえます。

新型コロナが収束して、後日政策を検証した際には、なぜあのようなことを

していたのか、疑問に思うようなこともあります。

折しもGOTOキャンペーンを始まったばかりですが、現在の流行度合を

考えると経済とのバランスを考慮しても今やるべきではないと誰もが

思っていても、政策的には止まらないですね。

 

大変な時期だからこそ

現状は大変な時期の渦中ですが、そのような状態の時だからこそ、

人間の本能として様々な反応を示すものがあると知っているだけでも、

直感的な反応なのか冷静に考えた末の反応なのか顧みることができると思います。