企業の既存事業からの脱却

こんにちは

おおきまちの司法書士です。


リオオリンピックも高校野球も一気に終わってしまいました。

今回のオリンピックでは、日本初の金メダル獲得があったり

と、観ていてとても感動しました。

特に、バドミントンは昔部活でやっていた競技なので

喜びも一塩でした。

ここ10年くらいで急に強くなった印象のあるバドミントンですが、

以前は地上波のテレビで、しかもライブの放送とかあり得ません

でした。

時代は変わるものです。



今回も、実務とは関係ない話になります。

数日前に、日本の某PCメーカーがセキュリティ関連の会社を

買収と新聞に掲載されていました。

そのメーカーは、一時期日本のPCのトップシェアを誇り、

業績も順調でした。

そんななか、タブレットやスマホの台頭で、デスクトップPC

やノートPCの価値が相対的に下がっていきました。

10年前には、たしかタブレットやスマホはなかったですが、

それらの商品の爆発的な普及で、既存のPCが売れなく

なりました。


いつまでも同じ商品が売れ続けることはなく、どこかで

ターニングポイントが来ます。

PCの場合は、タブレットやスマホの登場がまさにそれだった

と言うことです。


会社として業態変化をして、存続できた会社は昔からいくつも

あります。

プリンターで有名なブラザーは、昔はミシンを作っていた会社

のようです。ブラザーミシンと言う商品を耳にしたことは

ありますが、世代が違うので実物を見たことはありません。


IBMも、一時期世界トップのPCメーカーでしたが、

何年か前にPC事業を売却して、今はコンサルティングや

ソフト販売やその保守点検をしている会社になっています。

このように、時代の流れに対応し、うまく業態変化できれば

良いのですが、対応しきれなければ写真フィルムのコダックの

ように倒産してしまうこともあります。


老舗として昔からの商品・サービスにこだわるのも大切ですが、

変化に対応できなければ、そのこだわりが仇となることもあります。

これは製造業に限らず、どんな業種でも同じことが言えます。


司法書士も、「これだけやっていれば大丈夫」と言う時代は

終わりつつあるように感じます。

その一方で、新しい業務に飛びつけばそれで良いかと言うと

そうでもありません。

新しいものは学びつつ、変化に対応できるような準備は必要です。

ただ、その判断基準は、依頼者の役に立ちそうなものか否かが

大切だと思います。

 

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