景気回復の実感はない

こんにちは

おおきまちの司法書士です。


師走に入り、なんだか世間も慌ただしくなってきました。

今回は雑談です。

最近、アベノミクスで株価は上がっていたようですが、

昨日はギリシャや中国に引っ張られてかなり下げています。

株価は景気の先行指標とは言われますが、司法書士の仕事を

していると様々な人から相談を受けます。


土地建物の新規購入の件数が増えれば、不動産が動いており

景気が良いことを間接的に知ることになりますが、

消費税の増税によって駆け込み需要が一段落してからは

新築建物の着工数は確実に落ちています。

また、件数だけでなく床面積まで下がって来ているようで、

売上単価は下がっており、不動産業界は厳しそうです。


一方で、春から夏ごろまで相談件数が少なかった債務整理の相談が

秋から現在にかけて増加しています。

昔よりも収入が少なくなっているのか、可処分所得が下がり破産を

選択せざるを得えいケースが増えている気がします。


昔のような、不当な円高状態から抜け出したのは良いのかもしれませんが、

今度は円安になり過ぎて困ると言うことにならないか心配です。

物価が上昇しても賃金がそれ以上に上昇すれば全く問題ないのですが、

賃金が上昇しているのは一部の業種で、それもさほど上がっていません。

円安の恩恵を受けることのない国内産業は製品コストが上がるばかりで

逆に収益が悪化している企業もあるんじゃないでしょうか。


債務整理の相談者から話を聞いていると、職探しでもまったく求人が

ないわけではないが、一部の職種に求人が集中しているようです。

また、正社員の募集は本当に少ないようで、非正規の募集が大半と

聞いています。


増税後のGDPがマイナスになったように、株価は上がっても景気は

良くなっていない、と言うのが大半の方の印象かもしれません。

国の財政状況を考えると、どこかで税収を増やさなければならず、

支出を抑えなければなりません。

税収は増やさなければならいのですが、国内の消費の大半を占める

個人消費を冷え込ます結果になった消費税の増税は、本当に正しかったのか

どうか、微妙な感じです。

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