こんにちは
おおきまちの司法書士です。
3月に入って暖かい日が続き、今日は最高気温22℃
まで行ったようです。
車を運転していても、汗をかくくらいでした。
汗をかくと言うと、何かを決断する時も汗をかきます。
その決断が重要なものであればあるほど、真剣に考える
必要がありますが、考えすぎるとかえって行動しにくくなる
様な気がします。
今回のおすすめの本は、羽生善治の「決断力」です。
羽生さんの名前は、将棋を知らない人でも知っている人は
多いかと思います。
20年くらい前に、将棋の7冠を達成して当時は相当な
ニュースになりました。
1つのタイトルホルダーでも大変なのに、それを同時期に
7つも保持していたのは奇跡的です。
この本では、プロ棋士の名前が頻繁に出てきますが、
それよりは著者の考え方の方が役に立つので、特に知らなくて
も読み進めることができます。
休みの日には将棋のことから離れて、スポーツ観戦したり
他のことをして過ごしているようですが、これは仕事全般に
関しても通じるものがあります。
四六時中仕事のことを考えないとならない時期もあるかも
しれませんが、あえて離れて全く違うことをしてみる、
と言うのは気分転換の方法としては望ましいと思います。
また、時代の流れにあわせて新しいものを取り入れていく
姿勢も仕事上では重要です。
法律も改正がありますし、新しい論点も次々に生じています。
インターネットを使わずに書籍だけから情報を集めるのは、
現代ではスピードの観点からも不自由です。
また、空き家のように、社会問題化してきている現象に
ついても興味関心を持つべきです。
人は嫌いなことや興味のないことに対しては本気で
取り組もうと思わないですし。
伝統芸能のような印象を受ける将棋でも、ネットで棋譜を
見られるようにし、ネット上で将棋の対局ができるように
なっています。
プロ棋士になるための奨励会の話が本の中で出てきますが、
ものすごい生存競争の原理が取り入れられています。
プロになるための年齢制限があったりします。
奨励会の部分は、囲碁とほぼ同じような感じで、昔読んだ
漫画のヒカルの碁を思い出しました。
この本を読んで、久しぶりに将棋を指したくなり、
思わず詰将棋の本を読んだり、入門書で勉強し直しいます。
将棋を知らない人、知っている人どなたでも読める内容に
なっているのでおすすめです。