ファミコン生みの親が先日亡くなりました

こんにちは

おおきまちの司法書士です。

9月19日にニュースで任天堂の前社長である山内溥氏が

亡くなったという報道がありました。

山内氏はファミリーコンピュータ通称ファミコンを1983年に

誕生させ、それまでのゲームの概念を大きく覆し、ゲーム産業という

新たな産業を作り出した方です。


ちょうど私の小学生・中学生の頃にファミコン・スーパーファミコン

プレイステーションとゲーム機ハードの革新的な進歩が

続いていました。

テレビゲーム、米ではビデオゲームと言ったりするみたいですが

については親の立場からすると子供にはさせたくない物の

一つなのかもしれませんが、ゲーム=悪と言うのは短絡的すぎます。


ゲームの中にはパズルゲームやシュミレーションゲーム・

推理ゲーム等様々なジャンルがあり一刀両断できるものでは

ありません。

たしかに最近は残虐なゲームとかも多く出ていますが、

年齢制限の規制も以前よりも細かくなっており、メーカーも

努力はしているようです。


任天堂は、もとは花札やトランプを作っていた会社ですが、

それがなぜかファミコンを作っています。

企業の前身が現在の業務とはあまりにもかけ離れている

ケースはたまに見かけますが、任天堂ほど華麗な転身を

遂げた企業はないでしょうね。


思いつくままに任天堂が製作したゲーム機を書いてみると結構あります。

ファミコン・ディスクシステム・スーパーファミコン

ゲームボーイ・ニンテンドー64・ゲームキューブ

ニンテンドーDS・Wii・・・

最近はスマホのゲームやオンラインゲームに押され気味で

業績も芳しくないようですが、変化すべきところはうまく

対応して、変えてはならないところは守って行ってもらいたいです。


山内氏の企業人として功績は新たな産業を興した点が

大きいですが、個人的には経営姿勢や社会との接し方に

深く共感するところがあります。

2006年頃でしょうか、京都大学は大学病院が古くなったので

建て替え予定でしたが、その費用のほぼ全額である70億円について

山内氏から寄付を受けています。


記憶では10億くらいだと思っていたのですが

改めて調べてみると70億でした。

けた外れの額ですね・・・

世界有数のゲーム機メーカーを起こした会社のトップですので

保有資産からすれば微々たるものかもしれませんが、

実際に寄付と言う行動に出るか出ないかでは大違いです。


ブラック企業は別として、どんな企業や事業者でも

地域のために貢献したいと言う気持ちは多かれ少なかれ

持っていると思います。

思うのは簡単ですが、実際行動するのはとても難しいです。

そこで事業を続けること自体が貢献しているとも言えますが、

寄付と言う形はすごいわかりやすいですね。


世のため人のためという考え方は今の世相とはかけ離れて

いるのかもしれませんが、できる範囲で社会に還元できれば

と言う気持ちは大切にしたいです。