裁判所から書面が

こんにちは

おおきまちの司法書士です。


2日ほど前に、福岡でも梅雨明けの発表がありました。

そういえば、数日前からセミが盛んに鳴いています。

小学校や中学校も夏休みに入ったようで、梅雨が終わった途端に

夏真っ盛りですね。


最近、債務整理の相談件数は例年とさほど変わりませんが、

やはり返済不能なケースが増えて来ています。

数年前までは過払い金で回収して、返済に充てる、と言う手段も

取れたのですが、利息制限法の改正により、法定利息での

貸付になっているため、借入期間が3,4年であれば過払い金は

発生しません。


近頃多い相談は、返済をずっと滞っており、督促も無視していたところ、

ある日裁判所から良くわからない書面が届いたのでどうしたら良いか

と言うものです。


書面を確認すると、大半が訴状と呼び出し状です。

訴訟を起こされる前に借金の整理について事前に相談して

いただきたいのですが、やはり未だにどこに相談したら良いか

わからない、弁護士や司法書士に相談しようにも、相談料が

高額かもしれないので怖くて相談に行けないと言う意見を

聞くことがあります。


債務整理業務については、少なくとも福岡県司法書士会の紹介システムを

利用しての相談であれば初回の相談は無料ですし、その紹介システムを

利用しなくても大概の司法書士事務所は無料で相談を受けているん

じゃないでしょうか。


当事務所でも、債務整理については初回無料で受け付けています。

初回無料と言うのは、文字とおり一回だけ無料と言う事ですが、

債務整理については相談時に正確な情報が得られれば、その相談時点で、

今後取るべき手段はほぼ100%判明します。


中には過払い金の兼ね合いで自己破産になるのかそれとも任意での和解

で済むのか分かれるケースがありますが、最近では相談時にはっきりする

ケースがかなりの割合を占めています。


過払い金の減少により、債務整理業務自体をやらなくなっている

司法書士や弁護士が増えているようですが、当事務所でも

まったく別の理由により債務整理業務を辞めようかと思ったこともあります。

最近は減少傾向ですが、依頼者が申し立てに必要な書面を持って

来なかったり、予約してた面談に来なかったり、連絡が取れなくなったりと、

完全人任せではこの手続は全く進まないにも関わらず、残念ながら一定数

そのような人が存在します。

その一方で、本当に誠実に対応して、一生懸命生活再建を目指している

方たちがいるのも事実です。


今日もちょうど、管財人が就いた自己破産と法人破産のセットで、

1年以上かかっていた案件が終了しました。

どんな仕事でも一つの大きな案件が片付いた時には、安堵するものですが、

特別大きな案件が終わると本当に肩の荷が下りた感覚になります。


債務整理業務は、真面目に取り組んでいれば心の折れるような案件に

ぶつかることもありますが、自分のところを頼って相談してくる人が

いる限りは、できる限り続けようと思っています。

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